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当時住んでいた

  • 執筆者の写真: koimoiwao
    koimoiwao
  • 2015年9月26日
  • 読了時間: 1分

武蔵野市吉祥寺のコンビニで手に取った文春文庫「洞爺丸はなぜ沈んだか」(上前淳一郎著)

店内で一冊読了した記憶があります。 同時期に発刊された朝日イブニングニュース社「青函連絡船」(坂本幸四郎著)も同様に、綿密

な取材のつみかさねがわたしの好奇心をつかんで離しませんでした。

上前本のラスト、薔薇模様のベルトバックルのくだりは立ち読みながら呼吸が乱れたのをおぼえて

います。わたしは23歳でした。

この2冊に学んだのは、記録採取の重要さと保存、感情に押されない姿勢と筆力でしょうか。 情をはぶかないと事実はかってにすがたを変えてしまう、その危険を知りなさいという解釈です。

刊行から30年以上経っても冷静な筆致は色褪せることなく、取材の姿勢を学べたことはやがて、

取材側に立った際に相手の心の中を自由に行き来できる自分になるとは、当時どう首をひねっても 思いも寄らなかった。

1954年の連絡船海難事件を知るうえで、部内発刊本とともにこれ以上の資料はないでしょう。

わずか61年前のきょうの出来事です。事件は昔ばなしなのかな?


 
 
 

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