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復興地からのさそい

  • 執筆者の写真: koimoiwao
    koimoiwao
  • 2015年8月1日
  • 読了時間: 2分

4月某日

県北沿岸の集会所で人形劇できますか。 はい、やります。

返事をしたはいいけれど、10分程にまとめるのは腐心でした。 盛り込みたいところをそぎ落とす、この工程が難しいのです。今も悩みは多く、

観てくれるみなさんが果たして楽しめるか。

なので気分転換に台所に立ち、大豆なんか茹でちゃったりして晩酌の準備を始める

始末なのは後ろめたもあり、我ながらさみしい。

劇の構成は勧善懲悪、設定は伝統人形芸能を模した片手遣い、主人公はホタテの

貝殻を眼帯にした幕末藩士「ホタテ侍」、登場人物は山賊、アヒル・ワニです。

ここでなぜワニが出てくるのか。

ホタテ侍と山賊の対決、アヒルとワニのドタバタを対にしてやがて1本の流れを作りた

いという意図もありますし、ワニはイギリスの人形芝居「パンチとジュディ」の重要な

キャラクターでもあるのです。

眼玉から鼻穴にかけて長く伸びた造形は動きをおおらかに見せてくれますし、人形として

愛きょうを覚えます。

「パンチとジュディ」。教本といってもおおまかな台本として取り入れたので、本家の

多くの劇団のふうあいとは若干別ものになりました。

短いお芝居ですが箱舞台の存在感は好ましく、明るいストーリーが似合います。

こういう人形劇もぜひ観てもらいたいなぁ。

 
 
 

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